剣道の応じ技を決めるためのコツを徹底解説【苦手な人必見】
剣道好き「剣道の応じ技のコツを知りたい!」
「試合で決めれるようになりたい!」
という方向けに、剣道の応じ技のコツを詳しく解説していきます。
この記事を書いている私は
- 剣道歴15年以上
- 応じ技苦手→得意に
- 現在は子供たちに指導
という経歴なので、応じ技が苦手な人が使える実践寄りのコツを解説します。
剣道の応じ技のコツを徹底解説
まずは、応じ技が得意な人と、苦手な人の差について考えてみましょう。
結論から言うと
苦手な人の応じ技の打ち方
まずは応じ技が苦手な人の打突の仕方を考えていきます。
返し胴を例にると、以下の通りです
至ってシンプルで、この通りに動けば見事な技を決めれそうですよね。
しかし、実はこの打突には、大きな欠陥があるのです。
一連の動きを1秒以内にやるという事
剣道の1度の打突にかかる時間は約0.6秒であるとされています。
そのような一瞬の時間で、上のような考えを頭に巡らせ、判断し、体を動かすのは至難の業です。
結果として、技は間に合わず、根本打ちになったり、捌ききれなくなってしまうのです。
得意な人の応じ技の打ち方
では反対に、得意な人の打突を考えましょう。
同じく返し胴を例にとると以下の通りです
もちろん個人差はありますし、これが必ずしも正しいとは思っていません。
ただ、応じ技ができずに悩んでいたころの私と、今の私の意識の差は上のようになっています。
これこそが剣道の応じ技のコツなのです。
剣道の応じ技のコツ
上で考えてきたコツを改めて言葉にすると
得意な人の応じ技のように、「判断」と「選択」を無くしましょう。
そして、それらは、構えの段階に組み込むのです。
つまり、具体的なコツとしては
という事です。
分かりやすくすると以下の通りです。
そうする事で、反応が遅くなったり、打突が当たらないという事は減ってきます。
予想を外したら
この場合だと、相手が小手を打ってくれば成功はしませんよね。
相手が打つ技を予測・誘導するというのは剣道において非常に重要なのです。
応じ技というのは、百発百中で狙った通り当たるわけではありません。
この読み合いについては下のリンクで詳しく解説しています。
>> 剣道が上手くなるには読み合いの理解が必須です【強くなれる】
剣道の応じ技の練習方法のコツ
おすすめの応じ技の練習方法は下の3つです。
- 基本打ちの練習
- 技としての練習
- タイミングの練習
順番に解説していきます。
剣道の応じ技のコツは基本打ちから
基本打ちとは言葉通りですが、各種基本技の打突の練習です。
通常の基本打ちができなければ、応じ技ができる事は有りません。
まずは基本打ちで以下の2点に注目して練習しましょう。
- 打突部に当たる事
- 足や体が自然に使える事
その上で、次に説明する練習を意識しましょう。
技としての練習が剣道の応じ技のコツ
技としての練習というのは、簡単に言うと
もちろん、正しい胴打ちを身に着けることは返し胴への第一歩にはなります。
しかし、いくら基本の胴打ちを練習していても、返し胴ができるようにはなりません。
実践を意識した練習
実践で使うのは、基本の胴打ちではなく、返し胴です。
それを考えれば、より実践を意識した練習が必要ですよね。
返し胴に関しては以下で詳しく解説しています。
>> 剣道の返し胴の打ち方と決めるコツ【苦手な向けに徹底解説】
「タイミングはいいけど当たらない」という人は、技自体のコツを見つける事で得意になるでしょう。
返し胴を例にとりましたが、出小手など、剣道における全て技に対して言える事です。
>> 剣道の出小手が決まるようになるコツ【國友流の出小手を解説】
タイミングの練習は剣道の応じ技が得意になるコツ
応じ技や出鼻技ではタイミングの練習が必要になってきます。
具体的には以下の2つを意識しましょう。
- 相手が出てくるタイミング
- 打突のタイミング
順番に解説していきます。
相手の出てくるタイミング
攻め合いの中で「相手が出てきそうだなと思うタイミング」と「実際に出てくるタイミング」との差をなくすのが重要です。
その差の大きさを確認しながら、正確にしていく練習になります!
具体的には、稽古中や試合動画などを見て、次の相手の動きを頭の中で予想し、タイミングを計る練習がおすすめです!
打突のタイミング
打突のタイミングは、相手が出てくると思ったら、すぐ打突というが最適だと思います。
そのため、自分に合ったタイミングを見つけるというのは非常に重要なのです。
練習の中で意識してみましょう。