剣道の基本動作の重要性と意識すべきポイント【徹底解説】

剣道理論

剣道好き「基本はなんで大事なの?」
「基本動作のポイントは?」

という方向けに、剣道の基本の重要性とポイントについて徹底解説していきます。

この記事を書いている私は

  • 剣道歴15年以上
  • 現在は子供たちに指導など

という経歴です。

剣道の基本動作の重要性と意識すべきポイント

剣道をやっていると「基本が大事」と何度も言われませんか?

実際に、稽古時間の半分以上が基本稽古であることが多いです。

剣道の基本動作と言うと

  • 竹刀の握り方
  • すり足のやり方
  • 基本的な打突

など、剣道をする上で必須な技術です。

これらを無視して、いきなり実践は無謀です

基本動作の会得をせずに実践稽古はできませんよね。

バットの持ち方を知らずに野球をするようなものです。

しかし、剣道ではある程度実践で戦えても、稽古では基本練習を多くやります。

ここに注目する事で、基本動作の重要性が分かってくるのです。

剣道の基本動作の定義について

少しややこしくなってきたので、具体例を挙げながら「基本練習」について解説していきます。

まず前提として

「基本動作は実践とは異なる動きの事」とします。

具体例として野球で考えると

  • トレーニング(ランニング・ラダー等含む)
  • 素振り
  • 遅めのキャッチボール

といった練習は基本練習に当てはまります。

実際の試合で、遅めのキャッチボールを使う機会はないと思います。

反対に、基本以外の練習としては下のようなものがあげられます!

  • ノック練習(守備側)
  • バッティング練習
  • 実戦形式の練習

ノック練習の守備の動きや、バッティング練習での振り方というのは、実践でそのままの動きを使います。

少しまとめます

改めて上のリストを見ると、基本練習は、アップ程度の練習と感じませんか?

もちろん、トレーニングや基礎体力の向上などに力を入れている事は多いですが、それはどの競技も同じなので除外します。

対して基本以外の練習は、いかにも「野球!」といった感じです。

剣道の基本動作を考える

剣道でいう基本練習は下のようなものがあげられます。

  • トレーニング(ランニング・ラダー等含む)
  • 素振り
  • 構えや足さばきの練習
  • 打突練習(切り返し含む)
構え・足さばきについては中間になるかもです!

反対に、基本以外の練習としては下のようなものがあげられます。

  • 相手を崩しての打突練習
  • 応じ技練習
  • 地稽古等

基本が重視された練習メニュー

剣道での基本動作の表を見て、「アップ程度だな」と感じる人は少ないかと思います。

実際の稽古でも、上のような基本練習にかなり力を入れているのではないでしょうか?

事実として、基本を重視しているという事が伝われば良いかと思います。

具体的な重要性については、ここから説明していきます。

剣道の基本動作が重要な理由


ここからは、剣道が基本を重視する理由について考えていこうと思います。

具体的なポイントは以下の3つです。

  • 構え・足さばきがある
  • 改善点多い
  • 実践では攻めが重視される

順番に解説していきます。

構え・足さばきがある

剣道では、稽古・試合中は常に足さばき・構えといったものが求められます。

基本応用関係なく、一貫して意識しなくてはならない上に、打突に非常に強く結びついているのです。

私は、足さばきは基本であり、打突の本質であると考えています。

構えや足さばきは剣道の根本にある基礎技術でありながら、実践にも深くつながる物なのです。

そのため、単なる基本練習のように思えても、実践の稽古と同等の価値があるのです。

基本の足さばきのポイントは以下で説明しています。
>> 剣道で左足に体重を乗せすぎない方がいい理由【半分ずつが理想】

基本動作の改善点が多い

剣道をやっている方なら分かると思いますが、基本打ちや素振りでは、必ず足りない点・改善点が見つかるのです。

剣道では特に「基礎は基礎で上達させる」という意識が大きいかと思います。

剣道では応用練習しながら基礎を鍛えようとはなりませんよね?

このような風潮には、剣道の競技性が関係しています。

剣道の競技性

正直、実践での打突ができれば、剣道では何ら問題ありません。

極端な話になってしまいますが、大きな面打ちができなくても、審査・試合では十分な結果を残せます。

しかし、実際には、基本の美しさ・合理的な打突というものを意識する方が多いかと思います。

「結果」に拘らず、自身の理想を突き詰め、成長していく。

という事に拘る事こそが、剣道の意味する人間形成の道だと思っています。

実践では攻めが重視される

剣道という競技は、攻めや読み合いが重視され、メンタル面での勝負が大きいです。

もちろん、技術によるところもありますが、最終的には攻めで勝つことが求められていると思います。

しかし、攻めの力と基礎力は、鍛える優先度が異なるのです。

少し言葉が難しくなったので、例をあげながら説明していきます。

声と打突の関係性

極端ですが、有効打突を取るためには、打突時の声と、打突が当たる事が必要とします。

有効打突の条件が2つという事です

そこで、全ての打突で、しっかり声を出すとどうなるでしょうか?

答えはシンプルで、有効打突の条件が1つになるのです。

  • 声は十分か→打突は当たったか
  • 打突は当たったか→声は十分か

という判断であったところが

声は常に十分だから、打突は当たったかどうかの判断だけになります。

つまり、有効打突の可能性が大きく上がるのです。

基本動作と攻めの関係性

上で説明した声と打突の関係性は、基本動作と攻めの関係性と一致するのです。

攻め合い・読み合いを制するのは非常に難しいです。

立ち合いや試合の中で、得られるチャンスは数回程度かと思います。

そのわずかなチャンスが生まれても、基本のスキルがなければ1本を手にはできません。

しかし、反対に基本動作のスキルが高ければ、少ないチャンスをモノにできるのです。

そもそも打突が当たらなければ意味はない

どんなに良い攻めがあっても、結果として竹刀が打突部位をとらえていなければ一本にはなりません。

つまり、自身をもって打突できるように基本動作の練習に力を入れるのをおススメします。