剣道の団体戦の試合を制するためのコツ【流れを意識しよう】

剣道理論

剣道好き「団体戦の試合で勝ちたい」
「団体戦の試合で大事なものって何?」

そういった悩みをお持ちの方向けに、剣道の団体戦の試合勝つためのコツや、必要な意識について解説していきます。

この記事を書いている私は

  • 剣道歴15年以上
  • オーダー作成歴5年以上
  • 弱小チームで強豪校に勝利

という経歴で、団体戦が大好きです!

では早速解説していきます。

剣道の団体戦の試合を制するためのコツ


結論から言うと

剣道の団体戦の試合を制するコツは「流れ」を意識する事です

「流れ」と聞いても、何となく曖昧なもので、あまり気にせずチームを組んでる方もいると思います。

まずは、具体的に流れについて、重要性も含めて解説していきます。

剣道の団体戦の試合の流れとは何か

例えば団体戦において

  • チームメイトがいい試合をした
  • 2本勝ちを取った

となればチームの士気は大きく上がりますよね。

それに伴い、雰囲気もよくなり、調子が上がったりします。

一方で

  • エースの選手が負ける
  • 勝てる相手なのに引き分けた

となると、チームの士気は落ちてしまいます。

もちろん、勝敗だけでなく、試合内容や、勝ち方・負け方なんかも影響してきます。

極端な例ですが、上のような「チームの雰囲気」こそが流れです。

試合の流れは綱引きをイメージしよう

「流れ」を取るというのは、簡単に言うと「綱引き」で勝つイメージです!

皆さんご存じの通り

綱引きとは、真ん中に着けた印を自分の方に引っ張るというシンプルな競技です。

もし真ん中から自分側に傾いたら

自分陣地に少し近づいたら、対戦相手は「やばい」と思います。

また、同時に自分たちは「勝てるかも」という気持ちになります。

もっと言ってしまえば、勝負すらその一瞬で決まってしまう事もあります。

相手に引き返されたら

基本的に、一度自分側にひくことさえできれば、その後相手側に引っ張られても状況はまた真ん中に戻るだけです。

多少の焦りは感じつつも、イーブンの状態であれば怖くありません。

ただ、自分側に傾いていたものが、一気に相手側に傾いてしまうと、かなり不利になってしまいます。

メンタル面でも肉体面でも非常につらいですよね。

この綱引きで取り合う真ん中の印こそが「流れ」なのです!

先鋒から大将まで、いかにして綱引きの有利状況を作るかが重要なのです。

団体戦での試合の流れの重要性

この流れをどちらが制するかで団体戦の勝負は決まるといっても過言ではありません!

剣道の団体戦は基本的には個人戦の集まりです。

しかし

  • 2-0で勝っている時の中堅戦
  • 0-2で負けている時の中堅戦

の2つは全くの別物ですよね。

試合者のメンタル面は当然ながら、試合内容でも「攻めにくい」と感じてしまうでしょう。

剣道というのは勝ち続けることが難しい競技です

全日本の優勝選手が次の年では一回戦で負けてしまったり、実力では勝る相手に負けてしまうのはよくあるのです。

その日のコンディション・対戦相手・ポジションや順番による心の変化などが、勝敗に大きく影響します。

その1つとして、団体戦では「流れ」という要素があるのです。

そして、具体的な流れの取り方に深く関わってくるのが、次に紹介する団体戦のオーダーです。

剣道の団体戦で試合の流れを制する方法


ここまで、「流れ」について解説してきました。

何となく、流れというもののイメージを掴むことはできたのではないでしょうか?

団体戦の試合の流れを取るために最重要なのはオーダー作成です

ここで説明するポイントは以下の2つです。

  • ポジションによる変化を知る
  • 勝敗の流れを考える

上から順に解説していきます。

ポジションによる変化を知る

剣道の団体戦ではポジションによる変化が「流れ」に大きな影響を及ぼします。

先鋒戦を考える

先鋒戦が始まる時は「流れ」というものはまだありません。

つまり、先鋒というポジションでは、「自分から流れを生み出す」事が必要なのです。

そういった理由から、果敢な攻めができる選手などが適任だったりしますよね。

全ポジションを考える

このように、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将のそれぞれに「流れ」に対する役割や、意識する内容・剣道スタイルがあります。

まずはこれらを意識する事が重要になります。

流れを意識したオーダー作成はもちろん、チームメンバーで意識を揃えるのも重要です。

全ポジションの役割や特徴については、下の記事に詳しくまとめているので参考にしてください。
>> 剣道団体戦のポジションの役割と特徴を徹底解説!【経験者が語る】

勝敗の流れを考える

試合の流れで最も大きく作用するのは勝敗です。

ここで扱う勝敗の流れは以下の2点です。

  • 単純な勝ち負けについて
  • 勝ち方・負け方について

単純な勝ち負けについて

まずは勝敗数に注目します。

先ほど例にあげましたが、2敗で回ってくる中堅戦は中々辛いものです。

どんなにいい負け方をしていても、中堅担当の選手はメンタル的にきついですし、そこを乗り越えても、副将戦・大将戦と難しい戦いが続くのです。

つまり、勝敗数に注目して、いかに自分たちの有利な展開を作るかが重要です。

まずは、どこを必ず勝つようにするのか、というのは考えておきましょう。

もっと言ってしまえば、エース選手の使いどころが重要です。

勝ち方・負け方について

勝敗数が最重要ですが、勝ち方・負け方も「流れ」に大きく作用します。

簡単な例を出すと、「負けた」という事実が同じでも、

  • 旗が2-1の合い面で負けた
  • 居ついたところを打たれて負けた

の2つでは大きな差があります。

とはいえ、試合中の選手が勝ち方・負け方を考える余裕はないですよね。

そこで重要なのがオーダー作成の段階で意識を持つ事なのです。

安定感のある選手の置き所や、試合内容毎に順番を考えるのです。

また、引き分けに関しても

  • 格上の選手に引き分け
  • 格下の選手に引き分け

ではチームの勢いは大きく変わってきます。

私自身引き分けの多い選手でしたが、団体戦では自分の役割やポジションを意識して、チームに貢献できていたと思います。

このように、勝敗だけが全てでない団体戦では、オーダー(順番)というのは、それだけで試合の結果を左右することもあるのです!

具体的な勝つためのオーダー作成に関しては下の記事にまとめているので参考にしてください。
>> 剣道の団体戦の順番選びを徹底解説【勝つためのオーダー作成】