剣道のすぶりこの効果を徹底解説!【5年間使った経験談】
剣道好き「剣道のすぶりこって効果あるの?」
「すぶりこの効果的な使い方を知りたい!」
という方向けに、5年以上使って分かった剣道のすぶりこの効果とメリット・デメリットを徹底解説していきます。
この記事を書いている私は
- 剣道歴15年以上
- 中高部活勢
- すぶりこ歴5年以上
という経歴なので、色々な年代・目的の方向けに細かく解説できるかと思います。
剣道のすぶりこの効果を徹底解説
上の写真の緑の物が「すぶりこ」と呼ばれる素振りアイテムです!
基本的な使用方法としては、竹刀に装着して素振りをするだけです。
緑の部分がゴム製で竹刀にフィットし、茶色いプラスチック部品で完全にロックをかけるような構造になっています。
剣道のすぶりこの効果
では早速、すぶりこの効果について解説していきます。
まず結論として、私が特に大きく感じた効果は以下の3点です。
- 竹刀を振る力の向上
- 手首が強くなる
- 竹刀がつまようじになる
上から順番に解説していきます。
すぶりこには竹刀を振る力の向上効果あり
すぶりこの最も大きな効果として、竹刀を振る力の向上があげられます。
もっと具体的に言うと、以下のような効果があります。
- 竹刀が速くなる
- 打突力が増す
- 筋力向上
これは、すぶりこの重さが関係しています。
これは、一般男子の39竹刀の40%ほどの重さになります!
簡単に言うと、すぶりこを装着することによって竹刀の重さが1.4倍となるのです。
そして、それを使って素振りをすることで、腕の力や握力の向上効果が得られます!
特にすぶりこが優れている理由
パワーをつける系の剣道用品は数多くありますが、特に私はすぶりこをおススメします。
パワーを身に着ける素振りには、すぶりこ以外に以下のような方法があります。
- 2本持ちでの素振り
- 重たい竹刀を使う
- 片手素振り
しかし、これらの練習は、使う竹刀が違ったり、実践とは離れた感覚のものが多いです。
そのため、実践に上手くつながらなかったり、変な癖がついてしまう事があります。
その点、すぶりこだけは、普段使っている竹刀を使って、効果的な素振りができるのです。
手首の強化にすぶりこは効果的
次に得られる効果としては、手首の強化があげられます。
すぶりこを初めて使う方や、片手素振りなどをする方は下の写真のように手首が返ってしまう事が多いです。
先ほども書いたように、かなり重量が増すので、面の位置で手の内を効かせて捕らえる事が非常に難しいのです。
最終的に、振り終わりが下の画像のようになると、実践での美しい打突の会得につながっていきます。
竹刀が爪楊枝になるすぶりこの効果
すぶりこをつけて素振りをした後に、いつも通りの竹刀を振ると
極端な表現でもなく、本当にそう思うくらいに軽く感じるのです。
久々の稽古で役に立つ
久々の剣道の稽古だと、特に竹刀が重いと感じる事ありませんか?
そんな時に、すぶりこをつけて「正面素振り10本」+「早素振り15本」をするのです。
尋常じゃないくらい竹刀が軽く感じる事でしょう。
兄の体験談
私の兄も年に数回だけ、仕事の都合が良い時に道場に来て剣道をしています。
やはり久々の稽古だと、思うように振れない事が多いようです。
そんな時は決まって面をつけ終えたら、すぶりこでドーピングしてから稽古に臨んでいます。
剣道のすぶりこのメリット・デメリット
ここからは、「すぶりこ」本体に関するメリット・デメリットを解説していきます。
剣道のすぶりこのメリットについて
結論として、すぶりこ本体の主なメリットは以下の2点です。
- 小さくて扱いやすい
- 低価格&長持ち
小さくて扱いやすい
竹刀の大きさと比べると分かる通り、非常にコンパクトです。
素振り用の竹刀などは、保管にも大きなスペースを取りますし、稽古前に使いたくても竹刀袋の都合で入らなかったりしますよね。
やはり小さいというのは持ち運びや保管の面で大きなメリットになります
低価格&長持ち
先ほどから例に出してますが、素振り用木刀等は割と高価格なものが多いです。
下のリンクから見れますが、すぶりこは送料を含めても、2000円ほどで購入が可能です!
しかも、私自身数年間使用してますが、かなり長期間にわたって使用できます。
剣道のすぶりこのデメリットについて
続いて、すぶりこのデメリットについて解説していきます。
主なデメリットは以下の3点です。
- 細かな技術の練習には向かない
- 豆ができやすい
- 実践特化型竹刀には不向き
細かな技術練習には向かない
すぶりこを使うと、とにかく素振りをすることに手いっぱいになりやすいです。
つまり、腕や手の内の細かい使い方や、小さな連続素振りなどにはあまり適していません。
豆ができやすい
すぶりこを使っての素振りは重さがあり、手との摩擦も多くなるので、通常の素振り以上に豆ができやすいです。
- 通常の素振りに慣れたら使う
- 素振りの本数を調整する
などして、無理のない範囲で素振りをしましょう。
実践特化竹刀には不向き
私も持っていますが、いわゆる試合用竹刀での使用はおススメできません。
その竹刀に日常的にすぶりこをつけて振ってしまうと、バランスが崩れたり、形がゆがむ可能性があります!
少し使う位なら大丈夫ですが、試合用竹刀に対しては、気にしながら使用する必要があります。